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●は行●

パッシブソナー New!!

音を発信し、対象を探知するアクティブソナーと違い、潜水艦や水上艦艇の発する音を受信することで探知する装置。音源の方向や音色で、対象の識別を行なう事が出来る。

haru-nico警備保障

パスカルメイジが所属する警備保障会社。アジア圏随一と言われる東アジアの保険会社『kibi-tsu』の子会社でもある。民間護衛艦ビジネスは、グランドロア後の海賊被害の多さに業を煮やした保険業界によって、大口保険に加入した海運業など得意先への護衛サービスとして始まった。
国内の復興を優先していた各国政府は、『航路整備の民間活用』として、こうした護衛艦ビジネスへの積極的な支援策を開始したため、『kibi- tsu』の一部門から民間護衛艦を持つ警備保障会社『haru-nico』として分社化された。 グランドロア周辺海域にある特別護衛認可地区での海運警護の依頼は多く、特にパスカルメイジが所属するharu-nico警備保障 東アジア支社の人材や実績は第三者機関が発表している信頼格付けで高評価を受けている。

しかし、復興が一段落し、環太平洋連合の力が大きくなっていくと、『太平洋の警察』を自負し、海の治安維持を受け持つ洋衛軍と民間護衛艦ビジネスの関係は、次第に対立的なものになっていく。
そのため、洋衛軍の政治圧力により、民間護衛艦の装備や行動への規制(対潜兵器と長距離対空兵器の装備制限・搭載機の非武装・軍艦に対する攻撃禁止等)は年々厳しさを増している。特に、設立当時より東アジア地域の洋衛軍将校に対する強引なヘッドハンティング等から、『kibi-tsu』と洋衛軍の関係はあまり良好とは言えず、露骨な『haru-nico』いじめがしばしば行われている。『haru-nico』側も民間護衛艦ビジネスの旗手として、業界の独立と規制緩和を訴え続けている。

パンセ New!!

海里美晴が作成したオリジナルOS。従来のオーグ社製OSと互換性を有しながら、処理速度が向上、セキュリティホールも減っている。

東アジア防衛機構 New!!

環太平洋連合加盟国の中で、東アジア各国を中心にした地域防衛同盟機構。マスコミからは「同盟内同盟」「洋衛軍東アジア支店」と皮肉をこめて呼ばれている。

東ルース共和国 New!!

大平洋南西に浮かぶ小国家。グランドロア発生後、海上交通における要の国家となり、その国力、国際的発言力も増してきている。そのため、隣国であるナクロマ共和国との緊張が増大している。

非対称プロトコル

「非対称」とは対等ではない状況をいう。圧倒的に不利な状況において、迎撃・防禦を行なうため美晴が開発した緊急対応プログラム。艦の生存を最優先においており、通常のスルトの兵器管制よりも迅速な対応が行なえる。ただし、一時的に対艦攻撃や索敵等の能力が低下してしまう。

フェルメール

ミサイル名。個艦防衛用対空ミサイル。パスカルメイジの後部ランチャーより発射される。

プロヴァンシャルプログラム New!!

テイラーシリーズで美晴と一緒だったレーゲンが開発したハッキング・プログラム。その性能は凄まじく、ガードが固いはずの洋衛軍ネットワークに侵入、軍用OSの脆弱性を利用した攻撃により、混乱を演出した。

プロパルサートルク 

『たくろあ航海日誌』で植田統括機関長が連呼していたセリフ。
プロパルサーは「推進器」、トルクはその軸にかかる「力」のこと。パスカルメイジがスパイラルバンドの荒天の中、進むときに下部に搭載されているプロパルサーが波の高低により水中から露出空転してしまい、回転数変動による負荷がかかってしまう可能性が高いため、さんごは「プロパルサートルクに注意!」と呼びかけたのである。

ベイパースクリーン New!!

火災に際して、霧状の水を噴射することで空気中の酸素を薄める消火方法。噴射した水が直ぐに火災の熱で水蒸気となり、これによって酸素濃度が減るため、この時代では「ベイパースクリーン」(水蒸気網)と呼ばれている。

ヘルム・ステディ New!!

舵を切らず、進行方向を変えないこと。「針路そのまま」の意。

ヘルム・レフト 

艦首を右へ向けること。また、舵を右にとること。「ヘルム・ライト・フル」は、 舵を右一杯にきることを意味する。